風の掲示板

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  1. 名前:匿名 : 投稿日:2018/08/14(火) 03:09:33

    私は東京演劇集団風さんの「ジャンヌ・ダルク」を見て、演技の仕事をしたいと思うようになりました。
    先日ある事務所のオーディションを受け、一次審査を通過したのですが、本当は親に許可を取ってから一次審査を受けなければいけなかったのですが、ダメ元で応募したのでまさか通過するかは思わず、二次審査は会場に行かなければ行けない為、親には内緒にしていましたが、演技に興味があって、芸能界に入りたいと初めて告白しました。
    ですが私は受験生で勉強も周りより遅れてるため、まずは勉強。
    そして合格したらまた受けなさいと言われました。
    あまり納得できませんでしたが、親を説得する自信もなく、事務所に電話を入れました。
    次に受けても一次審査を通過するかはわかりませんが、高校に合格したら是非また受けてくださいと言われました。
    もしまた一次審査を通過したらの話ですが、二次審査では演技をするので、演技について何か意識する事などあれば教えてください。

    • 名前:白根有子 : 投稿日:2018/08/31(金) 15:11:57

      書き込みありがとう。そして返信がとても遅くなってしまいごめんなさい。
      匿名さんの演技に対する想いや願いはたくさん受け取らせてもらいました。そして匿名さんが伝えてくれたことは、きっと全国の「演劇が好き」「演劇の仕事をしたい」と思っている同世代の人たちが悩んだり、考えていることなのではないかと思います。
      私たち劇団風には世代の違う、様々な経緯で入団し活動しているメンバーがいます。劇団をつくることに始まり、現在まで30年間劇団活動を続けてきた俳優・スタッフ。高校卒業後や、専門学校や大学を卒業して入団した俳優・スタッフ。また一度就職したり、他の団体で活動していて劇団に入ってきたメンバーなど、動機も、その時一人一人にあった環境も様々です。入団して一緒に活動を続けていく中で、人と何かを創るという喜びや、人と出会う喜びを刻々に、改めて感じてきたという者も少なくないと思います。
      もちろんどのような職業にも、厳しい環境があり、そこを潜り抜けるからこその喜びがあります。そして匿名さんに、迷ったり、悩んだり、何かを乗り越えたり、そこに喜びや達成感を感じたり、人と関わりながら活き活きと生きてほしいというのが、きっと見守ってくれている親御さんや、周りの人たちの最大の願いだと思います。
      演劇事務所に関しては数も多いですし、私たちも詳しい情報を持っているわけではありません。どんな活動なのか、そこで活動している人に魅力を感じられるかなど、ぜひじっくりと観察してみてください。そのうえで、試してみたいという思いがあれば、その匿名さんの思いで周りの人たちともう一度向き合ってみるのはいかがでしょうか。

      私たちは、演劇は一人一人違う記憶や思い出を蓄えた人間が出会い、共につくるからこそ面白いと感じています。これはもしかしたら匿名さんの受けるオーディションに活かせることではないのかもしれませんが、興味や好奇心を持って様々な人の生き方にふれ、自分を大切に演技してほしいというのが、私たちの願いです。

      劇団のメールアドレスを入れました。もし何かまた聞きたいことや、相談したいことなどあればいつでも連絡をください。
      匿名さんが元気に活動されることを、ずっと応援しています!

  2. 名前:Kimi高生 : 投稿日:2018/07/20(金) 21:37:41

    ジャンヌ・ダルクのお話ってすごく深いですね…「風」の皆さんが本当に伝えたいことが、“少しだけ”分かった気がします。自分の中でメッセージを汲み取れきれてない所の方が絶対に多いと思うので、もう少し大人になったら もう一度鑑賞したいなと思っています。

    舞台が終わったあとの舞台裏の見学も楽しく、貴重な体験をさせていただきました。
    ひとつだけ気になるのですが、役者の方とお話をする機会などは作ったりしないのですか?(白根さんとお話ししてみたかったな…なんて考えていました…!)

    • 名前:白根有子 : 投稿日:2018/07/26(木) 11:33:48

      kimi高生さん、メッセージをありがとうございます。お返事が遅くなってしまって、ごめんなさい。私たちも、みなさんが「何を伝えたいんだろう?」と一生懸命に注いでくれた視線を今も覚えています。舞台の始まりで客席から登場するとき、君津高校のみなさんがすごく元気なエネルギーで迎えてくれ、そして物語が進むにつれて、考え、感じ、真剣に舞台と共にいてくれたことが、嬉しく心に刻まれています。
      公演後の舞台見学にも参加してくれていたんですね!kimi高生さんにとって楽しい時間となってくれて良かったです!
      公演後、興味を持ってくれた生徒さんたちや、演劇部の生徒さんなどと座談会という形でお話をする機会をよく設けています。君津高校でも舞台見学後の座談会を予定していたのですが、見学後、バスの時間で徐々に生徒さんたちが会場を後にされているところで、私が先生に声をかけるタイミングが遅くなってしまいました。kimi高生さんがどんなことを感じてくれたのか、舞台を見た後の感想や疑問や質問を私も聞きたかったです。せっかくお話ししたいと思ってくれていたのに、機会をつくれず、本当にごめんなさい。
      もしよければ、いつでもこの掲示板に聞きたいことなど書いてくれたら、必ずお返事します。
      私たちも、『ジャンヌ・ダルク』の公演がkimi高生さんの心に残ってくれることを願っています。
      そして、東京・東中野の劇場では『ジャンヌ・ダルク』も含めた様々な舞台に取り組んでいます。いつかkimi高生さんと再会出来たら嬉しいです!
      まだまだ暑い夏が続くと思いますが、身体に気をつけて、元気な高校生活を送ってください!

      ジャンヌ・ダルク役:白根有子

  3. 名前:Mr.H : 投稿日:2018/07/19(木) 22:46:45

    本日、ルネ小平にてジャンヌダルクの公演を鑑賞させていただきました。
    今まで演劇という芸術に触れる機会がなかったので、舞台作品に魅力を覚えました。

    映画などの映像作品では、語り手が語っている時の姿を表すことはあまりなく、今回のような語り手が姿を見せ、心情まで明かされているような構成には驚きました。役者の白熱の演技は勿論、劇中での照明や音響の使い方にも演劇ならではの志向が伺えてとても楽しい時間を過ごさせていただきました。

    演劇というアナログな芸術に、これからもっと浸っていきたいと思いました。本日はありがとうございました。

    あと、1つ伺いたいことがあるのですが、エンディングで流れていた曲に聞き覚えがあったので、曲名とアーティスト名を教えてくださるとうれしいです。

    • 名前:田中賢一 : 投稿日:2018/07/25(水) 12:21:18

      Mr.Hさん、メッセージありがとうございます。
      ルネ小平の中ホールでの公演は、客席との距離をとても近く感じ、観客のみなさんからの空気を強く感じながら演じていたことをよく覚えています。

      映像作品では、語りの部分は声だけもしくは字幕で表現されることが多いですね。
      もちろん私は語り手役として演じていましたが、今回の作品では他にも語りの手法を多く取り入れています。
      例えば、伝令や死刑執行人がジャンヌに起こった出来事を語る場面などです。ほかにもジャンヌやその周りの人々のことを語ることで、ひとりのジャンヌという少女を語りのなかに生み出そうというのが、今回の試みです。
      ジャンヌ役だけでジャンヌをつくるのではなく、演じる俳優、そして観客も一緒にその空間だけのジャンヌをつくろうということです。
      もちろんそこには、音響や照明の効果も非常に助けになります。
      Mr.Hさんのなかには、どんなジャンヌダルクが生まれたでしょうか。ときどき振り返ってみてくれると、嬉しく思います。

      それからエンディングの曲ですが、Mardi Gras BBというバンドの曲を使っています。
      気分の盛り上がる、いい曲ですよね!

      東中野の劇場にも、ぜひ足を運んでください。
      再会を心待ちにしています!!

      語り手役 田中賢一

  4. 名前:M : 投稿日:2018/07/12(木) 17:33:29

    下吉田中学校の3年です。
    先日、芸術鑑賞会でジャンヌ・ダルクの演劇を拝見させていただきました。
    私は名前を聞いたことがあるだけでどんな人だったかは全く知らなくて、偉人などにあまり興味がなかったので「どうせ難しい話で面白くないんだろうな」と、あまり楽しみではありませんでした。ですが、そんな私でも内容を理解できるくらいわかりやすくて面白かったです!休憩時間には近くの友達と「シャルルめっちゃカッコよくない?!」とキュンキュンしていました(笑)石岡和総さん、本当にカッコよかったです!

    私は今までプロの方々の舞台を観たことがなかったのですが、やはりプロというのは凄いな…と。今回の公演を通してジャンヌ・ダルクについてや、演劇の楽しさを知ることができました!

    もし機会があればまた観に行きたいなと思いました。人生で一度は本格的な演劇を観たいと思ったいたのでよかったです。本当にありがとうございました!これからも頑張ってください!

    • 名前:木村奈津子 : 投稿日:2018/07/16(月) 12:23:01

      Mさん、投稿ありがとう!
      下吉田中学校の公演では、ジャンヌ役の白根も言っていたように、
      視線・呼吸・身体中で舞台を支え、ともに舞台をつくってくれましたね。
      ありがとうございました。
      今回を機に、ジャンヌについて、演劇について、Mさんが興味を持ってくれたのなら嬉しいです。これからもっと、絵画や音楽、映画、演劇など、Mさんを刺激し、心をふるわせる芸術に出会ってください。
      私たちの劇場にも、いつか遊びに来てください! 石岡も喜びますよ。

      ヨランド・ダラゴン/ユニコーン役:木村奈津子

  5. 名前:平井理美 : 投稿日:2018/07/07(土) 08:00:08

     こんにちは。附属中三年で演劇コンクールの実行委員をしています、平井と申します。先日は「ジャンヌダルク」の公演ありがとうございました! もちろん舞台自体も、私たちにはあまり馴染みのないテーマであったにもかかわらず、始まりからすぐにジャンヌダルクの世界へ引き込まれました。難しくはありますが、私たちもそんな演劇をつくれるよう努力したいと思います。

     舞台の中でスモークをたくさん使っているシーンがありました。私たちも、そこから発想を得て舞台上で煙の効果を使おうか考えています。スモークマシンは用意が難しいので使うとしたらドライアイスになりますが、「風」さんでは煙の効果を使う時にどのようなことを心がけていらっしゃいますか?
     お手数ですが回答よろしくお願いします。

    • 名前:石岡和総 : 投稿日:2018/07/16(月) 10:02:36

      平井理美さん、書き込みありがとうございます!
      返信が遅くなって本当にごめんなさい。
      舞台から何か刺激を受けてもらえたんですね、嬉しいです。
      煙についてですが、なぜ煙が必要なのかはよく考えます。煙で何かを説明するというわけではなく、それが照明や音響、役者の動きと合わさる事で客席にどう見えるのか、などです。
      そのためには、仲間と色々話して試してみると面白いですよ!
      ドライアイスはスモークマシンと煙の出方が全く違うので、ジャンヌで見たようにとはいかないでしょうが、扇風機やうちわで煙の流れを作ってみたり、何かに溜めてみたり、なんて方法もあります!
      芝居を作るというのは、何かの課題をクリアしていくということではありません。同じ芝居でも芝居に関わっている人全員が芝居に対して、そして観る人に対してどんな想いを持つか、それだけでも観る人にとっては1つ1つ違うものになります。
      この演劇を作るということが、平井さんにとって、附属中の皆さんにとって大切な思い出になってくれることを願っています。

      石岡和総(シャルル7世役)