レパートリーシアターKAZE2016

レパートリーシアターKAZE春の劇場体験週間・第17回凱旋公演

肝っ玉おっ母とその子供たち

3月12日[土]・13日[日] 開演:2時
3月11日は〈春の劇場体験週間〉として近隣の中学校が鑑賞します

作:ベルトルト・ブレヒト Bertolt Brecht 翻訳:岩淵達治
上演台本・演出:浅野佳成
音楽:八幡茂  舞台美術・衣裳:アンジェイ・ピョントコフスキ Andrzej Pi?tkowski
照明:坂野貢也 音響:渡辺雄亮  舞台監督:佐田剛久
企画制作:佐藤春江 演出助手:江原早哉香

出演:辻由美子/柳瀬太一/白根有子/佐野準/車宗洸
田中悟/仲村三千代/栗山友彦/白石圭司
佐藤勇太/中村滋/清水菜穂子/酒井宗親


幌車に品物を詰め込んで、兵隊相手に商売をしながら旅を続ける“肝っ玉おっ母”と3人の子供たち。しかし、自分が金儲けしていた戦争は、愛する子供たちを奪っていく―。
ブレヒトの詩〈子供の十字軍〉を、終幕に肝っ玉おっ母が歌い、新たな構成で上演します。
逆境のなかにあっても、人と人が支え合う、本当の豊かさを希求した代表的レパートリー。

後援: ドイツ連邦共和国大使館 ドイツ連邦共和国大使館

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第87回公演

マハゴニー市の興亡 
Aufstiegund Fall der Stadt MAHAGONNY

4月2[土]~10日[日] 開演:平日7時/土日2時

作:ベルトルト・ブレヒト Bertolt Brecht 翻訳:岩淵達治
構成・演出:浅野佳成
作曲・音楽制作:八幡茂  演出協力:中川晶一朗
舞台美術:アンジェイ・ピョントコフスキ Andrzej Pi?tkowski
衣裳:ズザンナ・ピョントコフスカ Zuzanna Pi?tkowska
照明:塚本悟 音響:実吉英一 映像:松元義則
照明オペレータ:坂野貢也  音響オペレータ:渡辺雄亮
舞台監督:佐田剛久 企画制作:佐藤春江 演出助手:江原早哉香

出演:柳瀬太一/渋谷愛/緒方一則/西垣耕造/栗山友彦
柴崎美納/田中悟/酒井宗親/田中賢一/佐藤勇太
佐野準/白石圭司/車宗洸/白根有子/稲葉礼恵
仲村三千代/工藤順子/髙階ひかり/倉八ほなみ


皆さんの町は騒音だらけ、安らぎはなくて、あるのは不和ばかり。
頼りにできるものは何もない―何もかもがあんまりひどすぎる!
だからさ、マハゴニーに行こう!

後援: 中野区/ドイツ連邦共和国大使館 ドイツ連邦共和国大使館

全世界のありとあらゆる欲求不満の人々を、大きな磁石のように引きつける町マハゴニー。アラスカからやってきたパウルが発見した幸福の原理は、マハゴニーの法となる。それは一切の“禁止”の廃止。大事なのは、好きなことをやりたい放題にやれること。ただし金があれば!
金で楽しみを買う日々のなか、娼婦ジェニーの腕に抱かれ束の間の恋を知ったパウル。しかし彼を待っていたのは、「金が払えないこと」による処刑と死だった。

1929年、ブレヒトが世界恐慌寸前に執筆した作品を、浅野佳成の演出のもと2007年に初演。八幡茂作曲によるオリジナルソングと辛辣な身振りで、現代社会の構造を告発するレパートリーを今回、新たなキャスティング・構成で上演します。
人々が快楽を買い漁るマハゴニー。ひとつの都市の繁栄と破滅の物語は、私たちの暮らす時代の持つ無力感を、そして、私たちの幸福とは何かを力強く問いかけます。


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レパートリーシアターKAZE第18回凱旋公演

ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎 Jeanne d'Arc  JEANNE ET LE FEU

7月22日[金]~24日[日] 開演:平日7時/土日2時

作:マテイ・ヴィスニユック Matéi Visniec 翻訳:志賀重仁
演出:浅野佳成
上演台本:ペトル・ヴトカレウ Petru Vutcãrãu
舞台美術・衣裳:ステラ・ヴェレブチュアヌ Stela Verebceanu
照明:坂野貢也 音響:渡辺雄亮  舞台監督:佐田剛久
企画制作:佐藤春江  演出助手:江原早哉香

出演:白根有子/栗山友彦/田中賢一/田中悟
佐藤勇太/車宗洸 ほか

後援:在日ルーマニア大使館



旅役者の一行が語る、伝説の少女ジャンヌ・ダルクの物語。
時代は600年前のフランス。国王が継承者を残さずに亡くなり、勃発した権力争いは戦争と飢え、ペストを蔓延させていく。
フランスを死から救うため現れたのは、ひとりの羊飼いの娘。
ある日、神の声を聞いたジャンヌは、故郷を離れ、騎士となり、軍隊を率いて次々に勝利していった。だが、政治の犠牲となった彼女は、異端者の烙印を押され、火あぶりの刑となる。
「私の声が聞こえますか!」
“内なる声”を異端者として排除し、圧殺していく社会のなかで、迷いながらも自らの聞く“声“を信じ、必死で行動していくジャンヌ。すべての人を許し、自身の生き方を貫き通す彼女の信念と炎は、伝説となって私たちの中に生き続ける。

芸術監督 浅野佳成の呼びかけに、フランスの現代作家マテイ・ヴィスニユックが書き下ろした作品を、ウジェーヌ・イヨネスコ劇場と協働。2008年にモルドバ共和国で初演し、レパートリーシアターKAZEでの上演を重ね、2014年より全国巡回公演を開始。すべての人々は、たとえ小さくても心に炎を燃やしている―
2年ぶりのレパートリー上演です。

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第88回公演【新作】

母が口にした「進歩」
 その言葉はひどく嘘っぽく響いていた
 Le mot progres dans la bouche de ma mere sonnait terriblement faux

8月30日[火]~9月4日[日] 開演:平日7時/土日2時

作:マテイ・ヴィスニユック Matéi Visniec 翻訳:川口覚子
構成・演出:江原早哉香
舞台美術・衣裳:アンドラ・バドゥレスコ Andra Badulesco
作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier
演出助手・人形制作:エリック・ドゥニオー Eric Deniaud〈Le Collectif Kahraba〉
演出助手:オーレリアン・ズキ Aurelien Zouki〈Le Collectif Kahraba〉
音響:渡辺雄亮 照明:坂野貢也  舞台監督:佐田剛久
企画制作:佐藤春江

出演:緒方一則
柴崎美納
佐野準
白根有子
柳瀬太一
田中悟 ほか


地中からかすかに響く、過去からの〈挫折した希望〉の歌
紛争が終わり、国の解体と同時に、新たな国境線がつくられた故国に帰ってきた父と母。前へ前へと「進歩」していく流れのなか、その背後では瓦礫が山のように築かれていく。
ただ頑なに死んだ息子を待ち続け、涙を流せずにいる母親と、息子の遺体を探すため、日夜、穴を掘り続ける父親。そして息子が語るのは、この土地に重なり合いながら、敵も味方も年代も国籍もなく、共に歌い笑う死者たちの姿だった―。
ふたつの世界の狭間で暮らす小さな家族の姿を、ユーモアを持って描くマテイ・ヴィスニユックの新作!

『なぜ ヘカベ』(作:マテイ・ヴィスニユック)の上演で新たな評価を得た江原早哉香が演出を担い、同作を協働したスタッフがフランス、レバノンから集い上演する新作公演。
演出は、パペット・マスクを用い、家族を取り囲むふたつの世界……圧倒的な合理化で人々を均一化していく〈進歩の世界〉と、豊かに積み重なる〈死者の世界〉を描きます。
異質性と多様性を排除し、終わることのない人間同士の争いと悲しみの連鎖。瓦礫のなかで過去からの呼び声に耳を傾け、遂げられなかった希望を救い上げていく家族の姿に、人間が共に生きていく可能性を見つめ、上演に向かいます。

助成・協賛

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レパートリーシアターKAZE 2016
公演変更のお知らせ

2016年12月23日(金)~25日(日)に上演を予定しておりましたレパートリー作品『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』の凱旋公演を、日程上の都合により中止させていただくこととなりました。風の代表的なレパートリーとして上演を繰り返している『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』は、今秋も〈人と人とが信じ、つながる可能性を求める作品〉として全国の中学生・高校生の皆さんと出会いを重ねています。その息吹をたっぷり蓄え、再び皆さまに公演をお届けする機会をつくっていきたいと考えております。
公演を楽しみにしていただいていた方々には大変申し訳ありません。
東京演劇集団風は間もなく創立30周年を迎えます。2017年から2018年にかけては【劇団創立30周年記念】として、ブレヒト作品、マテイ・ヴィスニユック作品の新作・レパートリー上演などを企画しております。今後の活動に、ぜひご期待ください。


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Voices In The Dark

第89回公演【新作】 東京演劇集団風・カーラバ集団との共同制作による

Voices In The Dark
―分解された劇場あるいは人間ゴミ箱

2月8日[水]?12日[日] 開演:平日7時/土日2時

作:マテイ・ヴィスニユックMatei Visniec  翻訳:谷島貫太
構成・演出:エリック・ドゥニオーEric Deniaud/江原早哉香
人形美術・舞台美術:エリック・ドゥニオーEric Deniaud
演出助手・照明・音響:オーレリアン・ズキAurelien Zouki
照明オペレータ:坂野貢也 音響オペレータ:渡辺雄亮  舞台監督:佐田剛久
企画制作:カーラバ集団Le Collectif Kahraba/東京演劇集団風
出演:エリック・ドゥニオー ほか


走ることをやめられない男、輪っかの中の男―
作家マテイが描く可笑しくも、グロテスクなキャラクターたちによる独白と対話の物語。彼らはエリック・ドゥニオーの手によって、舞台で命を吹き込まれ、生き生きと動き出す。
2006年からレバノンを拠点とし、ヨーロッパ全土で活動を続けるカーラバ集団との共同制作作品、日本初演!


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