●旧掲示板
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今日公演に来てくださった、近畿大学附属新宮高等学校の小山です。 私は耳が聞こえないので、1番前で観させていただきました。みなさんの感情のこもった演技に感動しました。
倉八ほなみさんに質問があります。ヘレン・ケラーを演じるにあたって、「耳が聞こえず、目が見えない」を意識して、演じられたかと思います。私は実際、耳が聞こえないので、無音の怖さはわかりますが、目の前が見えない怖さはわかりません。しかし、倉八さんは、健常者です。耳が聞こえず、目が見えないヘレン・ケラーを演じる時、気をつけたこと、また、難しかったことはなんですか?是非教えて下さい!
今日は素敵な公演をありがとうございました!東京まで気をつけてお帰りください。
小山さん、想いのこもったメッセージとご質問ありがとうございます。 お返事が遅くなってしまってごめんなさい。 小山さん、近畿大学附属新宮高等学校の皆さんと1日の時間を通して、ともに公演を創ることが出来たこと、私たちもとても嬉しく思っています。 客席にいるひとりひとりの熱い眼差しに支えられた時間であったと感じました。
「ヘレン・ケラー」を演じるときに気をつけたこと、難しかったことですが、私が劇団にはいってすぐの時、最初はスタッフとしての『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』のツアーメンバーでした。現在ヘレン役の俳優は私を含めて3人いるのですが、(アニー役の俳優も3人、パーシィ役の俳優も3人、お母さん役とお兄さん役は2人の俳優が演じています)当時、ヘレン役をしている2人の、どちらが“上手い”かではなく、自身がその場に立ち、全身で舞台と客席に向き合い、2人とも違う、自分の姿を持つひとりひとりの俳優が“ヘレン・ケラー ”を演じる姿にとても衝撃を受けました。 “ヘレン・ケラー”のように、耳が聞こえず、目が見えず、話せないことを上手く演じるのではなく、彼女が持っている、人や世界に対する好奇心であったり、もどかしさであったり、全身で感じていたものがきっとあたのだと、“ヘレン・ケラー”の姿を思い描いたり、考えたり、そのなかで、重なったり、なんでだろう、と疑問に思ったり、“ヘレン・ケラー”を通して、自分自身の姿を持ち、一緒に演じている俳優や客席と、一回一回の公演のなかで“発見”をすることを心がけています。 技術的なところでは、相手からわざと少し目をそらしたり、音がしても反応しないようにしたり、ぶつかったり取っ組みあったりと激しいシーンでは、相手とタイミングを合わせて、力を入れず、わざとリアクションを大きくしたりという部分は気をつけています。 また、稽古のなかで、少しだけですが、彼女の世界に触れてみたいと思い、目をつぶって歩いてみたり、ものに触れてみたり、ヘレン・ケラー が書いた伝記を読んでみたこともありました。 難しかったことですが、やはり、公演を重ねるなかで、一緒に演じている相手や客席の姿を見逃してしまったり、“発見”出来ない時がある時です。そんな時は、自分の事で必死になってしまっていたり、焦ってしまい、相手を感じられず、何も生まれてこない時です。
以上になりますが、大丈夫でしたでしょうか? 私たちは、この後『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』を11/11の千秋楽まで公演し、その後『星の王子さま』の公演、そして、九州では、現在並行して巡演している『Touch〜孤独から愛へ』の公演を12月までおこないます。
小山さんも身体に気をつけて、素敵な出会いと発見の日々があることを願っています。 今の小山さんだからこそ、感じたり、発見できたり、考えられるものがあるのだと思います。 今の自分の姿を大切にして、学校生活も思いっきり楽しんで下さいね!! いつの日か再会出来る日を心より願っています。
ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ
倉八さんに質問です。ヘレン・ケラーを演じる時に耳が聴こえない、言葉が話せない、目が見えない役を演じるのはとても難しいことだと思います。でも倉八さんは本当に演技が上手で本当にその障害をもっているように見えて凄いなと思いました。また、ヘレン以外の役でも自分が思っていなくてもその役が思っていたらその台詞を感情を込めて言わなければいけないと思います。どうすれば自分とは違う人物を上手く演じることができますか?
保手濱くん、たくさんの質問とメッセージありがとうございます。 お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
ヘレン・ケラーを演じるなかで、私自身もちろん、耳が聴こえない、目が見えない、言葉が話せない、という役を演じていますが、私自身の芝居だけでなく、アニーや家族やビニーやお医者さんを演じている俳優が、ともに芝居をするなかで、“ヘレン・ケラー ”を存在させているのだと、私は思います。 そして、観ている観客自身もひとりひとりが、こうではないか、ああではないかと、想いや思考を巡らせ、その想像力とのかけ合いが、ヘレンやアニーや家族の姿、『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』の公演を一緒に創っていったのだと思います。 なので、難しいというよりも、公演を通して、自分以外の“誰か”や“何か”や自分自身に触れたり、発見する喜びや楽しさの方が大きいですね。
私もヘレン役以外の役を演じることはありますが、その時に気をつけていることは、台詞の意味や感情を決めつけてしまうのではなく、相手や客席と向き合った時、そのとき、その瞬間に自身のなかで感じたり、湧き上がったもの、また相手や客席の存在を手放さないことです。
“上手く”演じようとするよりも、保手濱くんが自分の持っている感覚で、自分とは違う人物や“誰か”や“何か”、について思いっきり考えたり、疑問を持ったり、観察したとき、その瞬間に何か自分の中で、湧き上がったり、驚いたり、心を動かされたり、発見しながら、演じ、創っていくことのほうが、私は大切なのではと思います。 保手濱くんの、その演劇に向かう情熱と信念を持ったその姿が、きっと客席に伝わり、響いていくのではないかと思います。 時には、失敗したり、納得できなかったり、上手くいかないことあると思いますが、答えや正解を決めてしまわず、失敗を恐れず、たくさん試して、発見し続けて欲しいと思います。
また、何か質問や疑問があれば、掲示板やHPのTOPにあるメールアドレスにいつでも連絡下さい!
保手濱くんの持つまっすぐな姿勢や情熱が、きっとたくさんの可能性を産んでいくのだと思います。 遠くからではありますが、私たちも応援しています!!
今日公演に来て下さった香川県立坂出工業高等学校の德井です。自分は他の人みたいに質問があるわけでもないし後片付けの手伝いをしたわけでもなくて申し訳ないんですが、今日放課後の舞台見学に行かせてもらった時、倉八ほなみさんに握手をしてもらったのにお礼を言えてなかった気がしてもやもやしていたので改めて言わせてください。急に握手をお願いしたのにわざわざ手袋を外して握手をしてくれてとても嬉しかったです。ありがとうございました。
徳井さん、メッセージありがとうございます。 お返事が遅くなってしまってごめんなさい。 徳井さん、坂出工業高校の皆さんと一緒に公演を創ることが出来たこと、私たちも心より嬉しく思っています。
掲示板を通してメッセージを伝えてくれたこと、そして、終演後、放課後になってからも舞台見学に来てくれたこと、本当にありがとうございます。 本番が始まると、熱を持った姿で舞台に向かっていた姿、終演後の舞台見学での生き生きとした表情で舞台に触れていたり、劇団員に声をかける姿、そのひとりひとりの豊かな姿は忘れませんし、本当に輝いていました。 握手をしてくれた姿からも、公演を楽しみにしてくれていたことや、想いがひしひしと伝わってきました! 友達や先生たちと一緒に過ごした公演の時間を通して、徳井さん自身が感じたり、考えたり、発見したことを大切にして欲しいです。
これからの学校生活もたくさんの思い出を作って、徳井さんにとって、かけがけのない時間になることを心より願っています!
今回はお忙しい中、公演に来て下さりありがとうございました。岡山県立玉野高等学校の正木です。今回の「ヘレン・ケラー」では皆さんの素晴らし演劇を見せて頂いたり、最後の片付けを手伝わせて頂いたりして、とてもいい経験になりました。所で質問があるのですが、皆さんがなぜ演劇を始めようと思ったのかや、そのきっかけ、演劇を続けられる理由を教えてください。また、高校演劇と、プロの演劇はプロ目線でどう違うのか、それぞれの良い点と悪い点を教えて下さると幸いです。 今回は本当にありがとうございました。
正木翔太君早速の書き込みありがとうございます!返事が遅くなってごめんなさい。 今回の芸術鑑賞会が正木君にとって、学校生活の1つの思い出として大きく残ってくれていることを強く感じるメッセージ嬉しく思います。素敵なメッセージを貰えるのも、このコロナ渦の中で、玉野高校の生徒みんなの為に、芸術鑑賞行事をやると決断してくださった先生方の想いのおかげですね。 自分のことになってしまいますが、私が演劇を始めるきっかけとなったのは、正木君と同じように高校生の時芸術鑑賞行事で、演劇に触れたからです。その時、漠然と抱えていた将来への不安のようなものが晴れたような気がして自分も今度は伝える側に立ちたいと演劇の道に進みました。今その立場に立ってみて、先生方の想いや正木君のように、演劇に触れ何かと出会う生徒たちの姿を見ていると演劇を始めて本当に良かったと思います。 私は、高校の時演劇部ではなく、高校演劇に出会ったのは劇団に入ってからでした。高校生活の中で、芝居づくりにさける時間はそんなに多くないと思います。それでもこんな素晴らしい作品を高校生が作っているのかと、感動し刺激を受けたこともあります。私たちは芝居が職業です。そのおかげで常に芝居のこと、届ける生徒たちや先生方のことを考えて生活しています。高校生活3年間は本当に短い時間です。今感じていることや刺激を受けたこと、多くのことを仲間と話して、楽しんで演劇に取り組んでほしいです。いつか正木君が出ている芝居を観てみたいです! また何か質問とかあればいつでも書き込み下さい! こんな状況下ではありますが、残りの高校生活楽しんで過ごして下さい。そしてこの日が正木君にとって今後の糧となってくくれたら幸いです。
パーシィ役 石岡和総
度々すみません。まだ聞きたいことがあったので質問させて下さい。蒲原さん、倉八さんが演劇をやりたいと思ったきっかけは何ですか?休日は基本何をして過ごしていますか?最後にもう1つ、舞台見学をしている時に舞台が斜めになっていることを教えていただきましたが、なぜ斜めになっているのですか?是非教えて下さい。
保手濱君返信遅れてごめんなさい。 ジェイムス・ケラー役の蒲原です。
様々なところに興味や関心を持って、メッセージを送ってくれた事、嬉しく思います。 私が演劇をやりたいと思ったきっかけは高校生時代に演劇部に所属しており、そこで人と一緒になにかを創る、創造する時間があったからです。 スタッフや先生、観客も含めて様々な人たちとなにか共有したり、発見する。演劇を通して様々な人たちに出会いたいと思いました。
そして舞台がなぜ斜めになっていたか。という質問に関してですが、私たち劇団風の公演は体育館で公演する事が多くあります。 その際に後方の生徒さんたちでも役者の姿が見えるように、まず体育館では舞台を少し高くして舞台を組んでいます。 更に『ヘレン・ケラー』では、ヘレンが這いつくばる場面や最後の食卓のシーンのように役者同士が前後に重なり合う場面などもあります。 どんな状況でも役者の姿が皆さんに見えるように工夫して、基本舞台自体を斜めにしています。
保手濱くん、たくさんのメッセージと質問をこの場を通して伝えてくれたこと、本当に嬉しく思います。 ヘレン役の倉八ほなみです。 お返事が遅くなってしまってごめんなさい。 本番だけでなく、バックステージツアーや午後の公演、後片付けのお手伝いでも、まっすぐな眼差しで、全身で演劇の時間に触れてくれていた、保手濱くんのしっかりとした姿は今でも覚えています。『ヘレン・ケラー』の公演を通して、保手濱くんが出会ったもの、沸き上がった情熱や思いを大切にしてほしいです。保手濱くんにとって、皆んなで過ごしたこの時が、ひとつの思い出の時間になってくれたこと、私たちもとても嬉しく思います。
私が始めて演劇に触れたのは、中学生の時の部活動でした。ばらばらの人たちと、一緒にひとつのものに向かっていく時間、ひとりひとりが自分の言葉をぶつけ合い、相手と出会いながら創り上げていく時間、その時間がとても楽しく、そこに豊かさを感じました。その経験が演劇をやり続けてみたいと思ったひとつのきっかけであったと思います。
休日の過ごし方ですが、私は、休日に散歩をしたり、人と会って話しをするのが好きなのですが、コロナの状況もあり、今年は、外で人と会うことは控えて、家で本を読んだり、食べたいご飯をたくさん食べて、公演にむけてしっかり寝て休むようにしています。休日はしっかり休んで、次の公演に向かえるように心がけています。 また、休日の過ごし方は、外に出ることを控えているのは共通ですが、劇団員によって、さまざまだと思います。 このようなご返事で大丈夫でしたでしょうか? 残りの学校生活、コロナに負けないぐらい、たくさんの素敵な思い出や出会いのある時間を過ごせることを心より願っています。
ヘレン役 倉八ほなみ ジェイムス・ケラー役 蒲原智城
今日公演に来てくださった、近畿大学附属新宮高等学校の小山です。
私は耳が聞こえないので、1番前で観させていただきました。みなさんの感情のこもった演技に感動しました。
倉八ほなみさんに質問があります。ヘレン・ケラーを演じるにあたって、「耳が聞こえず、目が見えない」を意識して、演じられたかと思います。私は実際、耳が聞こえないので、無音の怖さはわかりますが、目の前が見えない怖さはわかりません。しかし、倉八さんは、健常者です。耳が聞こえず、目が見えないヘレン・ケラーを演じる時、気をつけたこと、また、難しかったことはなんですか?是非教えて下さい!
今日は素敵な公演をありがとうございました!東京まで気をつけてお帰りください。
小山さん、想いのこもったメッセージとご質問ありがとうございます。
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
小山さん、近畿大学附属新宮高等学校の皆さんと1日の時間を通して、ともに公演を創ることが出来たこと、私たちもとても嬉しく思っています。
客席にいるひとりひとりの熱い眼差しに支えられた時間であったと感じました。
「ヘレン・ケラー」を演じるときに気をつけたこと、難しかったことですが、私が劇団にはいってすぐの時、最初はスタッフとしての『ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち』のツアーメンバーでした。現在ヘレン役の俳優は私を含めて3人いるのですが、(アニー役の俳優も3人、パーシィ役の俳優も3人、お母さん役とお兄さん役は2人の俳優が演じています)当時、ヘレン役をしている2人の、どちらが“上手い”かではなく、自身がその場に立ち、全身で舞台と客席に向き合い、2人とも違う、自分の姿を持つひとりひとりの俳優が“ヘレン・ケラー ”を演じる姿にとても衝撃を受けました。
“ヘレン・ケラー”のように、耳が聞こえず、目が見えず、話せないことを上手く演じるのではなく、彼女が持っている、人や世界に対する好奇心であったり、もどかしさであったり、全身で感じていたものがきっとあたのだと、“ヘレン・ケラー”の姿を思い描いたり、考えたり、そのなかで、重なったり、なんでだろう、と疑問に思ったり、“ヘレン・ケラー”を通して、自分自身の姿を持ち、一緒に演じている俳優や客席と、一回一回の公演のなかで“発見”をすることを心がけています。
技術的なところでは、相手からわざと少し目をそらしたり、音がしても反応しないようにしたり、ぶつかったり取っ組みあったりと激しいシーンでは、相手とタイミングを合わせて、力を入れず、わざとリアクションを大きくしたりという部分は気をつけています。
また、稽古のなかで、少しだけですが、彼女の世界に触れてみたいと思い、目をつぶって歩いてみたり、ものに触れてみたり、ヘレン・ケラー が書いた伝記を読んでみたこともありました。
難しかったことですが、やはり、公演を重ねるなかで、一緒に演じている相手や客席の姿を見逃してしまったり、“発見”出来ない時がある時です。そんな時は、自分の事で必死になってしまっていたり、焦ってしまい、相手を感じられず、何も生まれてこない時です。
以上になりますが、大丈夫でしたでしょうか?
私たちは、この後『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』を11/11の千秋楽まで公演し、その後『星の王子さま』の公演、そして、九州では、現在並行して巡演している『Touch〜孤独から愛へ』の公演を12月までおこないます。
小山さんも身体に気をつけて、素敵な出会いと発見の日々があることを願っています。
今の小山さんだからこそ、感じたり、発見できたり、考えられるものがあるのだと思います。
今の自分の姿を大切にして、学校生活も思いっきり楽しんで下さいね!!
いつの日か再会出来る日を心より願っています。
ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ
倉八さんに質問です。ヘレン・ケラーを演じる時に耳が聴こえない、言葉が話せない、目が見えない役を演じるのはとても難しいことだと思います。でも倉八さんは本当に演技が上手で本当にその障害をもっているように見えて凄いなと思いました。また、ヘレン以外の役でも自分が思っていなくてもその役が思っていたらその台詞を感情を込めて言わなければいけないと思います。どうすれば自分とは違う人物を上手く演じることができますか?
保手濱くん、たくさんの質問とメッセージありがとうございます。
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
ヘレン・ケラーを演じるなかで、私自身もちろん、耳が聴こえない、目が見えない、言葉が話せない、という役を演じていますが、私自身の芝居だけでなく、アニーや家族やビニーやお医者さんを演じている俳優が、ともに芝居をするなかで、“ヘレン・ケラー ”を存在させているのだと、私は思います。
そして、観ている観客自身もひとりひとりが、こうではないか、ああではないかと、想いや思考を巡らせ、その想像力とのかけ合いが、ヘレンやアニーや家族の姿、『ヘレン・ケラー〜ひびき合うものたち』の公演を一緒に創っていったのだと思います。
なので、難しいというよりも、公演を通して、自分以外の“誰か”や“何か”や自分自身に触れたり、発見する喜びや楽しさの方が大きいですね。
私もヘレン役以外の役を演じることはありますが、その時に気をつけていることは、台詞の意味や感情を決めつけてしまうのではなく、相手や客席と向き合った時、そのとき、その瞬間に自身のなかで感じたり、湧き上がったもの、また相手や客席の存在を手放さないことです。
“上手く”演じようとするよりも、保手濱くんが自分の持っている感覚で、自分とは違う人物や“誰か”や“何か”、について思いっきり考えたり、疑問を持ったり、観察したとき、その瞬間に何か自分の中で、湧き上がったり、驚いたり、心を動かされたり、発見しながら、演じ、創っていくことのほうが、私は大切なのではと思います。
保手濱くんの、その演劇に向かう情熱と信念を持ったその姿が、きっと客席に伝わり、響いていくのではないかと思います。
時には、失敗したり、納得できなかったり、上手くいかないことあると思いますが、答えや正解を決めてしまわず、失敗を恐れず、たくさん試して、発見し続けて欲しいと思います。
また、何か質問や疑問があれば、掲示板やHPのTOPにあるメールアドレスにいつでも連絡下さい!
保手濱くんの持つまっすぐな姿勢や情熱が、きっとたくさんの可能性を産んでいくのだと思います。
遠くからではありますが、私たちも応援しています!!
ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ
今日公演に来て下さった香川県立坂出工業高等学校の德井です。自分は他の人みたいに質問があるわけでもないし後片付けの手伝いをしたわけでもなくて申し訳ないんですが、今日放課後の舞台見学に行かせてもらった時、倉八ほなみさんに握手をしてもらったのにお礼を言えてなかった気がしてもやもやしていたので改めて言わせてください。急に握手をお願いしたのにわざわざ手袋を外して握手をしてくれてとても嬉しかったです。ありがとうございました。
徳井さん、メッセージありがとうございます。
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
徳井さん、坂出工業高校の皆さんと一緒に公演を創ることが出来たこと、私たちも心より嬉しく思っています。
掲示板を通してメッセージを伝えてくれたこと、そして、終演後、放課後になってからも舞台見学に来てくれたこと、本当にありがとうございます。
本番が始まると、熱を持った姿で舞台に向かっていた姿、終演後の舞台見学での生き生きとした表情で舞台に触れていたり、劇団員に声をかける姿、そのひとりひとりの豊かな姿は忘れませんし、本当に輝いていました。
握手をしてくれた姿からも、公演を楽しみにしてくれていたことや、想いがひしひしと伝わってきました!
友達や先生たちと一緒に過ごした公演の時間を通して、徳井さん自身が感じたり、考えたり、発見したことを大切にして欲しいです。
これからの学校生活もたくさんの思い出を作って、徳井さんにとって、かけがけのない時間になることを心より願っています!
ヘレン・ケラー役 倉八ほなみ
今回はお忙しい中、公演に来て下さりありがとうございました。岡山県立玉野高等学校の正木です。今回の「ヘレン・ケラー」では皆さんの素晴らし演劇を見せて頂いたり、最後の片付けを手伝わせて頂いたりして、とてもいい経験になりました。所で質問があるのですが、皆さんがなぜ演劇を始めようと思ったのかや、そのきっかけ、演劇を続けられる理由を教えてください。また、高校演劇と、プロの演劇はプロ目線でどう違うのか、それぞれの良い点と悪い点を教えて下さると幸いです。
今回は本当にありがとうございました。
正木翔太君早速の書き込みありがとうございます!返事が遅くなってごめんなさい。
今回の芸術鑑賞会が正木君にとって、学校生活の1つの思い出として大きく残ってくれていることを強く感じるメッセージ嬉しく思います。素敵なメッセージを貰えるのも、このコロナ渦の中で、玉野高校の生徒みんなの為に、芸術鑑賞行事をやると決断してくださった先生方の想いのおかげですね。
自分のことになってしまいますが、私が演劇を始めるきっかけとなったのは、正木君と同じように高校生の時芸術鑑賞行事で、演劇に触れたからです。その時、漠然と抱えていた将来への不安のようなものが晴れたような気がして自分も今度は伝える側に立ちたいと演劇の道に進みました。今その立場に立ってみて、先生方の想いや正木君のように、演劇に触れ何かと出会う生徒たちの姿を見ていると演劇を始めて本当に良かったと思います。
私は、高校の時演劇部ではなく、高校演劇に出会ったのは劇団に入ってからでした。高校生活の中で、芝居づくりにさける時間はそんなに多くないと思います。それでもこんな素晴らしい作品を高校生が作っているのかと、感動し刺激を受けたこともあります。私たちは芝居が職業です。そのおかげで常に芝居のこと、届ける生徒たちや先生方のことを考えて生活しています。高校生活3年間は本当に短い時間です。今感じていることや刺激を受けたこと、多くのことを仲間と話して、楽しんで演劇に取り組んでほしいです。いつか正木君が出ている芝居を観てみたいです!
また何か質問とかあればいつでも書き込み下さい!
こんな状況下ではありますが、残りの高校生活楽しんで過ごして下さい。そしてこの日が正木君にとって今後の糧となってくくれたら幸いです。
パーシィ役 石岡和総
度々すみません。まだ聞きたいことがあったので質問させて下さい。蒲原さん、倉八さんが演劇をやりたいと思ったきっかけは何ですか?休日は基本何をして過ごしていますか?最後にもう1つ、舞台見学をしている時に舞台が斜めになっていることを教えていただきましたが、なぜ斜めになっているのですか?是非教えて下さい。
保手濱君返信遅れてごめんなさい。
ジェイムス・ケラー役の蒲原です。
様々なところに興味や関心を持って、メッセージを送ってくれた事、嬉しく思います。
私が演劇をやりたいと思ったきっかけは高校生時代に演劇部に所属しており、そこで人と一緒になにかを創る、創造する時間があったからです。
スタッフや先生、観客も含めて様々な人たちとなにか共有したり、発見する。演劇を通して様々な人たちに出会いたいと思いました。
そして舞台がなぜ斜めになっていたか。という質問に関してですが、私たち劇団風の公演は体育館で公演する事が多くあります。
その際に後方の生徒さんたちでも役者の姿が見えるように、まず体育館では舞台を少し高くして舞台を組んでいます。
更に『ヘレン・ケラー』では、ヘレンが這いつくばる場面や最後の食卓のシーンのように役者同士が前後に重なり合う場面などもあります。
どんな状況でも役者の姿が皆さんに見えるように工夫して、基本舞台自体を斜めにしています。
保手濱くん、たくさんのメッセージと質問をこの場を通して伝えてくれたこと、本当に嬉しく思います。
ヘレン役の倉八ほなみです。
お返事が遅くなってしまってごめんなさい。
本番だけでなく、バックステージツアーや午後の公演、後片付けのお手伝いでも、まっすぐな眼差しで、全身で演劇の時間に触れてくれていた、保手濱くんのしっかりとした姿は今でも覚えています。『ヘレン・ケラー』の公演を通して、保手濱くんが出会ったもの、沸き上がった情熱や思いを大切にしてほしいです。保手濱くんにとって、皆んなで過ごしたこの時が、ひとつの思い出の時間になってくれたこと、私たちもとても嬉しく思います。
私が始めて演劇に触れたのは、中学生の時の部活動でした。ばらばらの人たちと、一緒にひとつのものに向かっていく時間、ひとりひとりが自分の言葉をぶつけ合い、相手と出会いながら創り上げていく時間、その時間がとても楽しく、そこに豊かさを感じました。その経験が演劇をやり続けてみたいと思ったひとつのきっかけであったと思います。
休日の過ごし方ですが、私は、休日に散歩をしたり、人と会って話しをするのが好きなのですが、コロナの状況もあり、今年は、外で人と会うことは控えて、家で本を読んだり、食べたいご飯をたくさん食べて、公演にむけてしっかり寝て休むようにしています。休日はしっかり休んで、次の公演に向かえるように心がけています。
また、休日の過ごし方は、外に出ることを控えているのは共通ですが、劇団員によって、さまざまだと思います。
このようなご返事で大丈夫でしたでしょうか?
残りの学校生活、コロナに負けないぐらい、たくさんの素敵な思い出や出会いのある時間を過ごせることを心より願っています。
ヘレン役 倉八ほなみ
ジェイムス・ケラー役 蒲原智城