レパートリーシアターKAZE2018

創立30周年記念 レパートリーシアターKAZE第21回凱旋公演

ピカソの女たち~オルガ

2月10[土]~12日[月・祝] 開演:2時

作:ブライアン・マキャベラ Brian MacAvera
翻訳:志賀重仁
演出:ペトル・ヴトカレウ Petru Vutcãrãu

 

出演:辻由美子

 

舞台美術・衣裳:タチアナ・ポペスク Tatiana Popescu
音響:アウレル・ポストロンカ Aureliu Postoronca
照明:ヴィクトル・ウルス Victor Ursu
照明オペレータ:坂野貢也 音響オペレータ:渡辺雄亮
舞台監督:佐田剛久  演出助手:江原早哉香


ひたむきな愛に生きたオルガの情念を描くひとり芝居
天才画家ピカソの最初の正妻オルガ・コクロヴァ。オルガは死後の世界から、ピカソへの愛憎に翻弄された日々を回顧する。
2005 年に初演し、海外公演を展開。2007 年にはルーマニア・バカウ市主催〈第2 回ガラ・スター国際演劇祭〉にて最優秀大賞を受賞、8年ぶりの東京公演です。
*2018年11月10日、ロシア・サハリン州立人形劇場で行われた国際演劇祭「奇跡の島2018」にて招聘公演を行いました。



創立30周年記念 第92回公演【レパートリー作品】

異邦人

3月1[木]~5日[月] 開演:平日7時/土日2時

作:アルベール・カミュ Albert Camus
脚本:浅野佳成
演出:白石圭司
翻訳:窪田啓作(新潮文庫刊)/谷島貫太

 

出演:中村滋/緒方一則
栗山友彦/渋谷愛
坂牧明/酒井宗親ほか

 

作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier
舞台美術:佐田剛久 照明:坂野貢也 音響:渡辺雄亮
衣裳:仲村三千代 演出助手:江原早哉香 
協力:ガリマール出版社
    サビーヌ・ペテルス(カトリーヌ・カミュ代理人)
著作権代理:㈱フランス著作権事務所企画協力:新潮社


彼が暮らす社会では、芝居をしないと
          異邦人として扱われるよりほかはない―

今日、ママンが死んだ……。
養老院で亡くなった母の葬儀で、ムルソーは何の感情も示さなかった。彼は友人のトラブルに巻き込まれて殺人を犯し、裁判にかけられ、斬首刑の宣告を受ける。
白石圭司が演出を担い、若き時代感覚をもって、不条理を見つめ、抗い、踏みとどまったカミュのまなざしに、人間が生きることの自由と希望を問う。
カミュの遺族、ガリマール出版社の全面協力のもと、小説からオリジナルの脚本を作成し、2012 年に初演。今回、新たに脚本と演出を再考し、上演に向かいます。


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創立30周年記念 レパートリーシアターKAZE 春の劇場体験週間

ジャンヌ・ダルク―ジャンヌと炎 Jeanne d'Arc  JEANNE ET LE FEU

3月17日[土]・18日[日] 開演:2時
※当初の日程を変更し、上記の日程で上演いたします。
※3月16 日・17 日は〈春の劇場体験週間〉として中野区愛成会(ふらっとなかの)の皆さんが観劇・体験します。

作:マテイ・ヴィスニユック Matéi Visniec
翻訳:志賀重仁
演出:浅野佳成
上演台本:ペトル・ヴトカレウ Petru Vutcãrãu

 

出演:白根有子
栗山友彦/田中賢一
佐藤勇太/石岡和総
車宗洸/坂牧明
木村奈津子/工藤順子

舞台美術・衣裳:ステラ・ヴェレブチュアヌ Stela Verebceanu
照明:坂野貢也 音響:渡辺雄亮
舞台監督:佐田剛久  演出助手:江原早哉香
著作権代理:㈱フランス著作権事務所



いま、ひとりの少女が声をあげた―
ひとりの少女の声と炎が起こした〈奇跡の物語〉
戦争と貧困にあえぐフランスに現われた少女ジャンヌ・ダルク。彼女の〈声〉は、人びとを死と絶望から救うも、異端者とされ、ジャンヌは火あぶりの刑となってしまう。
作家が劇団に書き下ろし、日本、フランス、モルドバ共和国の共同制作によって生まれたレパートリー。

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東京演劇集団風+Les Souffleurs commandos poetiquesによる
スフルール デモンストレーション

エクリチュールバガボンド―解き放たれることばの掲示

5月11日[金]・12日[土] 開演:7時

構成:オリビエ・コント Olivier Comte/浅野佳成

 

公共空間に掲げられる詩的な〈ことば〉
それは日常の喧騒を、都市の鼓動をゆるやかにさせるための招待状
示されたことばの背後にある存在へ向かうための招待状
そして詩的活動への参加を提案する秘密の招待状
エクリチュールバガボンドは、誰もがアーティストになる瞬間を生み出し 〈ことば〉を掲げる者と、それに出会う人々の間に《貴重な瞬間》をつくりだす、 東京演劇集団風と
Les Souffleurs commandos poetiquesによる やさしくてやわらかな詩的アクションです

会 場:レパートリーシアターKAZE
東京都中野区東中野1-2-4 Tel.03-3363-3261[代]
入場料:2000円[全席自由]
お問い合わせ先:東京演劇集団風
Tel.03-3363-3261[代] Fax.03-3363-3265
E-mail:info@kaze-net.org

文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:みなかみ町


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創立30周年記念 第93回公演【レパートリー作品】

母が口にした「進歩」
 その言葉はひどく嘘っぽく響いていた
 Le mot progres dans la bouche de ma mere sonnait terriblement faux

4月4日[水]~8日[日] 開演:平日7時/土日2時

作:マテイ・ヴィスニユック Matéi Visniec
翻訳:川口覚子
構成・演出:江原早哉香

 

出演:緒方一則/柴崎美納/佐野準
白根有子/柳瀬太一
栗山友彦/佐藤勇太/稲葉礼恵
仲村三千代/保角淳子/辻由美子

 

舞台美術・衣裳:アンドラ・バドゥレスコ Andra Badulesco
作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier
演出助手・人形制作:エリック・ドゥニオー Eric Deniaud
音響:渡辺雄亮 照明:坂野貢也 舞台監督:佐田剛久
芸術監督:浅野佳成


地中から響く、過去からの〈挫折した希望〉の歌―
この国で、幸せな母親とは、
自分の子どもたちがどこに埋められているのかを知っている母親です―。
紛争で死んだ息子の遺体を探す父親と母親。彼らは息子の声に導かれ、この土地の瓦礫のなかで多様に重なり合う死者たちの遂げられなかった 希望を救いだしていく―。
家族を取りまく奇妙な隣人や泣き女。そして都会にたたずむ、ひとりの歌う娼婦。「進歩」に取り残されてしまった小さな家族の姿を、パペットやマスクを用い、ユーモアを持って描くマテイ・ヴィスニユックのレパートリー上演です。


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【予告】

創立30周年記念 第94回公演【新作】

記憶の通り路
―孤独にさいなまれる老婦人に気をつけて

8月28日[火]~9月2日[日] 開演:平日7時/土日2時

作:マテイ・ヴィスニユック Matéi Visniec
翻訳:川口覚子
構成・演出:江原早哉香

 

出演:柳瀬太一
白根有子/辻由美子 ほか

 

作曲・音楽制作:バンジャマン・クルシエ Benjamin Coursier
舞台美術・衣裳:アンドラ・バドゥレスコ Andra Badulesco
人形美術:エリック・ドゥニオー Eric Deniaud
音響:渡辺雄亮 照明:坂野貢也 舞台監督:佐田剛久
芸術監督:浅野佳成


わたしはあなたと同時に生きた―
ひとりの男が出会う若い女。
男は彼女の波にのみこまれ、自らの記憶と出会っていく。
戦争を終え帰還を拒む兵士たち、国境を越えたい女、海からやってきた犬たち……
マテイ・ヴィスニユックの21世紀への鋭いまなざしが込められた15本の短編からなる戯曲を構成し、海外のスタッフと共に新たな作品づくりに取り組みます。劇団創立30周年企画のしめくくりとなる新作上演です。


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レパートリーシアターKAZE第22回凱旋公演

Touch~孤独から愛へ

12月23[日・祝]・24日[月・振替休日] 開演:2時

作:ライル・ケスラー Lyle Kessler
訳:小田島恒志
上演台本・演出:浅野佳成

 

出演:柳瀬太一
佐野準
佐藤勇太

 

作曲・音楽制作:八幡茂
舞台美術:水野統夫
照明:坂野貢也
音響:酒見篤志
舞台監督:佐田剛久

 

Touch―人と触れることを通して
生きる証しを掴もうとする孤独な魂たち


アレルギーの発作に怯え外出できない弟フィリップと、不良の兄トリート、ふたりの前に現れた謎の紳士ハロルド。ハロルドはふたりのデット・エンド・キッドに「元気づけてあげよう」と手を差し伸べる。
孤独を抱えた3人の出会い、そして旅立ち―。
ロングランを続けるレパートリーに新たな演出を加えた5年ぶりの東京公演。

助成: 文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
   独立行政法人日本芸術文化振興会
文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)
   独立行政法人日本芸術文化振興会

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レパートリーシアターKAZE アトリエの会 特別公演

詩劇 試み其の三

2月3日[土]・4日[日] 開演:2時

構成・演出:浅野佳成

出演:柴崎美納/稲葉礼恵/渋谷愛/緒方一則/佐野準 ほか

 

詩劇 試み其の四

4月14日[土]・15日[日] 開演:2時

構成・演出:浅野佳成

出演:白根有子/髙階ひかり/倉八ほなみ/柳瀬太一 ほか(予定)


完成から未完へ―
劇団が行っている「詩」を用いたワークショップを“詩劇”として発表 します。ランボーやボードレールなどの詩を構成し、俳優が詩を身体 化し演じる試み。アトリエの会会員限定公演となります。