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劇団員

辻 由美子 Yumiko Tsuji

1987年、東京演劇集団風創立に参画。劇団創立以来、劇団の根幹となるブレヒト、チェーホフ作品を始め数々のレパートリーの主演を務める。ブレヒト作『肝っ玉おっ母とその子供たち』(浅野佳成 演出)の肝っ玉役、ベケット作『ゴドーを待ちながら』(浅野佳成 演出)のエストラゴン役で、2004年読売演劇大賞女優賞優秀賞を受賞。また2006年、ルーマニア・バカウ市で行われた《第二回ガラ・スター国際演劇祭》にブライアン・マキャベラ作『ピカソの女たち~オルガ』(ペトル・ヴトカレウ演出)を持って参加し、最優秀大賞を受賞。同作品でロシア、モルドバなど各国のフェスティバルに招かれ、海外公演を行う。2013年には、「辻というマグマのような女優との出会いが執筆のきっかけとなった」と語るマテイ・ヴィスニユックの書下ろし、江原早哉香演出による『なぜ ヘカベ』で19人の子どもたちを次々と失い、世界の悲劇を問い続ける母・ヘカベ役を演じている。

■主な出演作品

  • ピカソの女たち~オルガ/オルガ
  • 肝っ玉おっ母とその子供たち/肝っ玉おっ母
  • なぜ ヘカベ/ヘカベ
  • 母が口にした「進歩」/女主人ほか
  • 三文オペラ/ピーチャム夫人
  • ゴドーを待ちながら/エストラゴン
  • かもめ/アルカージナ
など