『星の王子さま』は第二次世界大戦のさなか、1943年に、作者が亡命中のアメリカで出版され、いまなお年令を問わず全世界の人々に愛され親しまれている、フランスの作家サン=テグジュペリの名作です。
作品の冒頭に「すべての子どもだった大人へ」と献辞が書かれています。つまり子どものための童話ではなく大人のために向けられた《生きる意義》を見直すファンタジーです。
作家サン=テグジュペリは、プロペラ機時代の優れた飛行士でした。『星の王子さま』も、砂漠に不時着した作者自身の体験が生かされています。
見渡す限りなにもない砂漠に不時着した飛行士と、ちいさなちいさな星からやってきたという王子さまの出会いと別れを描いた、不思議な夢のような物語。今やこの地球上で、だれもが飢餓や貧困や差別と戦う意義を知りながら人間存在の危機感におののくしかない現代人。とかく時間に追われ、自分すらも見失いがちなさびしい人生。
いったい懸命に生きる価値とは何なのか。人間らしい「いのちの輝き」の一瞬に出会えるとはどういう時なのか。サン=テグジュペリは『星の王子さま』という「出会いの場」をわれわれに提示して、生命や友情や《生きる意義》への想像力を刺激するのです。「かんじんなものは目に見えない。心で見なければね」と。 |
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構成演出:浅野佳成
音楽:八幡茂
舞台美術:石川源
照明:坂野貢也
効果:深川定次+風テクニカルワークショップ
衣装:出川淳子 |
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