天才画家ピカソの最初の正妻となったバレリーナ、オルガ・コクロヴァ。
気品と美貌に恵まれた彼女は、ピカソと恋に落ち結婚。長男パオロを出産。
オルガは死後の世界から、ピカソへの愛憎に翻弄された日々を回顧する。
狂気と正気を往き来するモノローグから浮かび上がる巨匠ピカソの姿。
ひたむきな愛に生きたオルガ・コクロヴァの鬼気迫る情念を描く。
ブライアン・マキャベラ作『ピカソの女たち』(Picasso's Women)は、ピカソと関係を結んだ8人の女性が自身を語る8つのモノローグとして書かれています。
1997年に発表された後、イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、ポーランドなど各国や多くの国際演劇祭で上演されています。
辻由美子演じるKAZEの『ピカソの女たち〜オルガ』の初演は2005年、ビエンナーレKAZE演劇祭にてウジェーヌ・イヨネスコ劇場との協働により、アラ・メンシコフ演じる『ピカソの女たち〜ジャクリーヌ』(演出:ヴィタリエ・ドゥルチェク)との2本立で上演しました。
2006年には、ウジェーヌ・イヨネスコ劇場(モルドバ)主催「BITEIフェスティバル」に招待参加。同年、人形劇場オグニヴォ(ロシア)主催「第2回国際人形劇祭〈ムイチシでのお茶の会〉」に招待参加。
そして2007年、バコビア市民劇場(ルーマニア・バカウ市)主催「第2回ガラ・スター国際演劇祭」に招待参加し、最優秀大賞を受賞しました。
◆キシノウ・ジャーナル紙全国版 2006年5月19日付より
「辻由美子は、いくつかの場面では優雅に、また別の場面では老いぼれた姿で、飛翔のための情熱を体現し、また、あまりにも一過性の美しさを嘆くがごとくに生み出された生命の崩壊過程をわれわれに示すのである」
◆東京新聞 2007年5月1日付より
「1時間20分の熱演に客席は総立ちとなり、“ブラボー”の掛け声が飛び交った。ブカレストの演劇評論家クリスティーナ・ルイスキーさんは“はじけるようなエネルギーの感じられる舞台。体は小さいが偉大な女優だ”と称賛。5人の審査員による厳正な審査の結果、辻は見事、最優秀大賞の栄に浴した」