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肝っ玉おっ母とその子供たち
作:ベルトルト・ブレヒト 上演台本・演出:浅野佳成
Touch〜孤独から愛へ
作:ライル・ケスラー 演出:浅野佳成
関西・中国・四国・九州地方ほか
関東・東北・甲信越地方ほか
<キャスト>
肝っ玉:
辻由美子
料理人:
柳瀬太一
従軍牧師:
田中悟
イヴェット:
柴崎美納/仲村三千代
アイリフ:
鈴木亮平
スイスチーズ:
栗山友彦
カトリン
稲葉礼恵/白根有子
徴兵係・書記ほか:
白石圭司
曹長・兵士ほか:
高橋征也
<キャスト>
トリート:
佐野準
フィリップ:
佐藤勇太
ハロルド:
酒井宗親
梅雨入りしました。
2008/07/02
今週は一旦レパートリーシアターKAZEに戻り、4日間の稽古を経てからの公演となりました。
稽古場では俳優たちも、旅での公演で得たものをありのまま出している様に感じられました。演出の浅野からのダメ出しは「芝居の即興性の中にある軸の部分を忘れない事」。
俳優たちだけではなく、音響としての自分にもそのまま当てはまるものだと思い、これから続く公演に繋げていければ、と痛感しました。
短いながらも得られる事の多かった稽古後の公演。会場は埼玉県の越谷コミュニティセンター。当日の朝は雨模様となっていましたが、開場の30分以上前から入り口で待っていた生徒さんたちが印象的でした。
今公演は獨協埼玉中学校・高校の公演。中学生と高校生が午前と午後に分かれての2公演でした。
どちらの客席もとても素直な反応をしていた様に感じました。中学生と高校生では着眼点も、芝居を観て沸き上がってくる思いも大きく違うと思います。ですが、どちらもその瞬間に自分が素直に感じた事をどう捉えるか、ではないでしょうか。
我々はそんな思いを、何を軸として受け止め、還してくか。演出からの助言をまた改めて考えさせられる公演であった様に思いました。
公演終了後には、朝から降っていた雨もいつの間にか止み、ほんの少しだけ太陽が顔を覗かせていました。
これからもまだまだ我々の旅は続きます。
渡辺 雄亮
『TOUHC』組、長野へ。
2008/07/02
入梅とともに『TOUCH』組は長野県の公演に突入!
6月3日 軽井沢高校では同校の体育館での公演。
6月とは言うものの、流石、避暑地。肌寒いなかでの設営でした。更に、本番が近づくにつれ、雨足が強くなり音も激しくなりました。このままでは台詞が聞こ
えなくなる。雨音対策を音響をはじめ座組一同講じていきます。
開演時間になっても雨は止まず、気温もなかなか上がりません。しかし、集中して観る生徒、その熱につれられてか雨も小降りに、気温とは裏腹に熱い公演とな
りました。
翌日は小諸市民会館にて、午前は小諸商業高校、午後は小諸高校の公演でした。
会館での公演は、裏方にはなかなか客席の様子が分かり難いのですが、反応が舞台袖中にいてもひしひしと伝わってきました。
それぞれの学校で公演の雰囲気が変わります。同じ場所で公演しても、たとえ全く同じ人が観ても、同じ公演はできません。
「今、ここで。」
そのことを胸に『TOUCH』組は次の地へ向かいます。
長谷川 敬久
Touchの旅公演にはいって
2008/07/02
5月26日群馬県の嬬恋高校、29日青森県の鶴田高校での公演でした。
嬬恋高校は、包み込むようなあたたかい雰囲気が漂う公演でした。
鶴田高校はシーンと静かでだけど、しっかりと食い入るような眼差しを感じた公演でした。
僕はTouchの旅は2年目になります。
劇団に入る前のインターンシップ公演も数えると3年になります。
今思うことは、歳を追うごとにフィリップという人間が深まっていくのを感じます。
フィリップという人間に“なりきる”のではなく、ある一定の距離感を持つことで、観劇している若い観客たち・生徒たちのことや自分たちのやろうとしていることがはっきりしてきました。
そのことを単に押し付けるのではなく、彼らと一緒に創りたいと思います。
去年から続く今回の旅を通して、常に新たな気持ちで客席と、そして彼らを取り囲んでいる時代と向き合いながら、その日その場の出会いを大切にしていこうと思います。
佐藤勇太
期待を裏切る!?
2008/06/16
6月4日、横田高校の体育館公演。5日は紀南文化会館にて1200席を超える客席数満席での田辺中学・高校の公演でした。
両校とも食い入るように登場人物それぞれの生き方を見つめる視線が印象的でした。
田辺高校の生徒会長さんからは終演後の挨拶で、やや緊張しながら「期待を裏切られました。」という言葉をもらいました。本人は間違えたという顔をしていましたが、この一言で盛り上がった会場の空気は最高で、彼の言わんとしていた事が目一杯伝わった瞬間でした。
『肝っ玉おっ母とその子供たち』のイヴェット役は初演以来9年振り、そして今回、この作品の旅公演初参加となりました。9年という時の流れは世の中を大きく変え、様々な問題を私たちに突きつけてきます。臭いものに蓋をし、汚い物は見て見ぬ振り、知らん顔し続けるために塗り重ねられてきた嘘八百・・・。こんな風に騙し騙し進んできた現代社会のひずみや皺寄せは、全て弱者に押し寄せて来る。もしこのままだとしたら・・・。
“後から生まれてくる人たちよ、きっといい時代に生きていることでしょう”これはブレヒトの未来への願いが込められた詩の一節です。いい時代とは?生きるとは?今、この時代を共に生きる者として、若い観客たちの期待を大いに裏切りながら一緒に考えていける旅を創りたいという思いを強くしました。
仲村三千代
『肝っ玉』との出会い
2008/06/14
5月30日。広島の福山での公演です。
肝っ玉チームは、5月中旬に東京に帰ってから今日まで、月夜野で合宿稽古をした後、レパートリーシアターでもみっちり稽古を積んで、又これからの二ヶ月の公演に臨みました。
僕は、『肝っ玉』で旅公演に出演するのは、初めてです。けれど、僕が風でブレヒトに最初にふれることが出来たのが、レパートリーシアターでの初演、1999年の『肝っ玉』でした。
『肝っ玉』で最初にブレヒトへの挑戦を始めて、その後も、『第三帝国の恐怖と悲惨』『ドン・ジュアン』『三文オペラ』『マハゴニー市の興亡』などブレヒト上演を繰り返し、壁にぶつかるたびに、『肝っ玉』のことをふりかえっていました。
なぜならば、僕は『肝っ玉』の作品を通して、芝居の楽しみ(もちろん苦しみ)や、芝居を通じて思考することや、20世紀のもつ問題にふれる経験をしたからだと思います。
僕は、『肝っ玉』の旅公演で、若い観客に何かを感じてもらいたいと思います。
それは、僕が感じたような刺激や、思考することかもしれません。あるいは、その人にとっての希望をみいだすことかもしれません。
ブレヒトは、『肝っ玉』に観客が、感じたり思考する要素を多くもりこんでいると思います。その事を僕は、今旅で若い観客と共有していきたいと思います。
スイスチーズ 栗山友彦
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