旅公演日記

旅公演日記2004春

星の王子さま Le Petit Prince

作:サン=テグジュペリ●演出:浅野佳成/関東・関西・中国・四国地方ほか

<キャスト>
王子: 東珠実
飛行士: 緒方一則
ヘビ: 酒井宗親
キツネ: 工藤順子
花: 仲村三千代
星の住人たち: 加藤泰斗

ヘレン・ケラー~ひびき合うものたち~

作:松兼 功●演出:浅野佳成/九州・東北・関西地方

<キャスト>
ヘレン・ケラー: 白根有子
アニー・サリバン: 柴崎美納
アーサー・ケラー: 酒井宗親
  坂牧 明
ケート・ケラー: 斎藤清美
アナグノス: 柳瀬太一
ジェイムス・ケラー: 栗山友彦
ビニー: 清水菜穂子
パーシー: 稲葉礼恵

七色の風
2004/07/10
1089438683s

 7月5日(月)釜石商業高校。今旅、最後の体育館公演。東北でも生徒数は減ってはきているものの鑑賞行事は続けていこうという学校の取り組みがあるなか、この学校も3年に1回の行事です。屈託のないのびのびとした客席。後片付けには全体で男子生徒数30人全員が手伝ってくれました。「今日は男子生徒がとてもたくましく見える。かっこいい!」と担当の西村先生。最後までありがとうございました。お疲れさまでした。
 8日(木)は桐蔭学園中学1年生の公演。旅も後半になり、わたしたちは客席とどう向おうとしているのか再びそれぞれの中で問い返せれ、また気合いも入る。そんなことはかまわず、生徒たちは開放的で圧倒されるくらい屈託がない。彼らから感じたこのパワーをしっかりと受けとめ、次の公演へと向かう。


工藤/東
夏のみちのく☆☆☆
2004/07/10
1089436220s

東北公演1日目は岩手県立大野高校。素直にまなざしを向け、明るく感想と質問を投げかけてくれる生徒たちを「そう、うちの生徒は本当に仲が良くて一生懸命な、すてきな子たちなんです」と顔をほころばせて語る校長先生、生徒の笑顔を支えている先生方の姿をかいま見させてくれました。 
北上市、久慈市の講演を終え、『星の王子さま』は宮城県へーーーーー。(写真は久慈工業高校で)
7月2日(金)宮城県第三女子高校公演。80周年記念行事として伝統的に行われている校内合唱コンクールと芸術鑑賞行事が行われる。合唱コンクールは午前中にあるので前日のうちに準備をする。舞台を使って合唱コンクールが行われることはよくある。クラスごと工夫や思考を凝らして、とてもエネルギッシュな舞台でした。
この春の一般公演は群馬県の新田町文化会館エアリスホール。町のためにどのような舞台公演のプロデュースが必要なのか、主催者側が時間をかけて企画し、造られてきた公演です。久しぶりの小さな子どもたちの歓声と感性に(!)どきどき…
同じく東北地方を公演中のヘレン・ケラーの旅班のメンバーも見に来てくれて、にぎやかな公演となりました。


東/工藤
東へ向かいました!
2004/07/09
1089375445s

 一度東京に戻り、この後旅班は関東から北上してゆきます。6月15日(火)晴天!!西那須野中学校体育館での公演でした。朝から気温は上昇してゆくなか、本番には少しでも風が入ればと、窓をかなり開けてはみたものの、なかなか風は入らず……。でも最後まで客席の熱いまなざしで、舞台と客席汗たっぷりの公演でした。16日(水)は、清瀬東高校。公演後、座談会に出席する前にぜひ王子さまに会いたいと、3人の生徒さんが先生とともに楽屋を訪ねてきました。「生徒たちのこんなに真剣なまなざし、姿は見たことがない」と帰り際に挨拶をかわした先生たちの言葉。鑑賞行事は先生たちが生徒さんと出会っていくとても大事な時間でもあると実感しています。
 関東での公演が続き北上して18日(金)福島・富岡高校体育館での公演には、青木校長先生の意向でぜひ見せてあげたいと川内分校60人の生徒さんたちと合同で行われました。体育館での舞台空間に驚きと興味を示す校長先生。本番は出張のためご覧いただけず残念でした。後片付けには、最後まで手伝っていただき本当にありがとうございました。
 再び東京に戻り24日(木)は桐朋女子中学校2年生の公演。昨年彼女たちが1年生の時に、〈『星の王子さま』を読む〉授業があり、王子さま役の東珠実が講師として授業に関わりました。あれから時間が経過して読んだ時とは違う印象を持ったひと、違う出会いがあったひと、去年のことがよみがえってきたひと好奇心溢れる客席、様々な思いがいっぱい詰まっていたように感じられました。大変お世話になりました。
 この後は北へ北へと岩手は九戸まで向かいます!


工藤
夏日、九州公演の1週間 …おまけ…
2004/06/28
1088390112s

川内南高校では、公演後たくさんの生徒さんが集まっての座談会が行なわれました。また撤去作業には、柔道部の生徒さんはじめ、こちらもたくさんのお手伝いをいただきました。ありがとうございました。
“おまけ”の写真は川内南中学校座談会より。


柴崎美納
夏日、九州公演の1週間
2004/06/28
1088389970s

京都公演を終えた旅は神戸港からフェリーで小倉に到着し、そのまま鹿児島県・川内市へ向かう。川内市には昨年秋も何度か逗留し、ステキな喫茶店を発見したので、到着早々コーヒーブレイク&爽やかな夜風を楽しみながら、川沿いの散歩を愉しむ。
1日のオフを挟んで2日間の川内公演は、れいめい中学・高校と川内南中学校。両日ともに晴天の体育館公演。さすがに客席も舞台も汗いっぱいの公演だったけれど、終演後には生徒たちと一緒に撤去をしてすっかり盛り上がりました。体育館での公演は、暑かったり、寒かったり、雨が降っていたりと様々な条件に左右されることが多いだけに、公演後、独特の連帯感のなかで生徒たちと過ごす時間は、大きな楽しみのひとつです。
鹿児島を発ち、次は佐賀県到遠館中学・高校。観劇していたお母さんが参加しての座談会では、微妙な年頃の子供との接点を探る親としての言葉が、印象的でした。
そして今週最後の大分東高校。「ヘレン・ケラーってユリ・ゲラーと違うの?」と、公演前、楽屋に借りた教室の窓越しに興味半分、冷やかしに来る生徒と談笑。人権教育の一環として行なわれた演劇鑑賞の時間のなかで、人が生きることを、様々に感じ、考えてくれるといいなと願って、今日も本番スタート。
来週は、いったん東京に戻り、東北公演に向かいます。

★写真は九州公演初日、公演後の撤去を手伝ってくれたれいめい高校の生徒さんと。


柴崎美納